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意思の疎通ができない苦しさ

言葉とは、自分の思いを相手に伝えることのできる、数少ない手段の中の一つだと思います。
僕の会社はとある自動車関連会社なんですが、この会社ってのが、いろんな所に工場を建ては失敗して、社員がその穴埋めをして・・・。そんなことを繰り返しているんですが、その工場の中の一つが中国にありまして、ここの工場の社員が研修生として、今週頭から3ヶ月間うちの工場に研修をしにきました。

毎週月曜日の朝に、全体朝礼があるのですが、そのときに中国からの研修生が自己紹介をしたんです。僕はその光景に驚愕しました。

3人研修生がいるのですが、一番最初に自己紹介した人の日本語がものすごく完璧というか(まぁ一応カタコトなんですが)そんな日本語知ってるんですか?くらいの内容のすばらしいスピーチを披露してくれました。

みんな拍手喝采です。

外国語っていう物は、どのくらい勉強すればあのくらい喋ることができるんだろう・・・?

ほんと感心しました。


ある日、休憩時間に喫煙場所でタバコを吸っている時に、隣に中国人研修生のうちの一人がいたので話しかけてみました。

僕 「どのくらい日本語勉強したんですか?」

中 「・・・」

あれ、通じない。
(後で知ったのですが、日本語ペラペラなのは3人のうち一人だけで、後の二人はほんの少ししか喋れなかったのです。)

けど、その中国人は、僕の顔をじっと見て、何か言いたげなのです。必死で何かを語ろうとしているんだけど、なんて喋ればいいかわからないというような、苦しい顔をしていました。

僕の中国人のイメージは、中国といったら受験戦争大国ですから、英語だったら通じるだろうと思い、

僕 「Can you speak English?」 と聞いてみました。

中 「・・・」 なんか申し訳なさそうにじっとこっちを見て、親指と人差し指で「少しだけなら」みたいなジェスチャーをしてきました。

その辺のジェスチャーは、万国共通なんでしょうか?

僕 「How long did you study Japanese?」 一応僕もギリギリですが、中学英語は喋ることができました。

中 「・・・」 なんか申し訳なさそうにじっとこっちを見て、「わからない」という顔をしました。

通じない・・・。俺の英語間違っていたのか??否、合っているはず。少しくらいは英語わかるって言ったじゃないか!!

なんか、もっと気軽に通じると思って話しかけたのですが、思いの外通じないので、なんか面倒くさくなってしまいました。

けれども、その中国人は、なんか申し訳なさそうにじっとこっちを見て、なにか言いたい顔をするのでほっとけなくて、よし、何とかしてこれだけは通じさせようと、心に決めました。


日本語だめ、英語だめ、中国語は大学の時に必修科目だったので履修したのですが、もう記憶に残ってない・・・。

あ、漢字があった!!

中国で使われている漢字は、多少日本で使われている漢字と字体が違ったり、意味合いが違ったりするのですが、ある程度はいけるんじゃないか?

その中国人が、ポケットから紙切れとボールペンを取り出し、僕に渡してきました。

僕はその中国人の顔色を伺いながら、その紙切れに文字を書きました。

「どのくらい」 全然わからない様子。
「期間」 ちょっとリアクション。
「日本語」 ものすごいリアクション。

どうやら、理解したようです。そして、紙切れをボールペンを渡し、答えを書いてもらいました。

「6/**~8/**」(**は忘れました。) と、すごい笑顔で僕の顔を見てきました。

僕は「それは君たちの日本での研修期間だろ!それは朝礼で聞いたよ!!」と内心言いたいのは山々だったのですが、「そうなんだ!!」と意思の疎通ができた振りをしてしまいました。

そして、もう一個質問をする感じで、「期間」「日本語」という字を指さし、それに「日本語」という文字を書き加えました。

そしたら、また、解ったぞバリなリアクションをしてくれて 片手で「5」を表しました。

5年か!!・・・5年?5年でそれか?いや、また通じてないかも・・・。何が5なんだろう・・・?


その質問はそのくらいにしといて、次は、「僕の友達で中国が好きな人がいるんです」と伝えてみようと試みました。

「我」「友達」「中国」「好き」 あとジェスチャー。

そしたら、また、解ったぞバリなリアクションをしてくれて、うれしそうに、「友達」という時をさして、これをなんて読む?と聞きたいようなジェスチャーをしてきました。

僕 「TO MO DA TI」

その中国人はものすごい嬉しそうに「おー!! TO MO DA TI !!」と復唱してきました。

たぶん予想ですが、きっと「僕はあなたと中国は友達です」って理解してくれたんだと思います。

他には、僕の仕事の部署は何?みたいな事を聞かれたり、私の日本語の先生は「チェ」さんです(知らねーよ)とか、最後の方は紙切れでの意思疎通は中国語になっていて、最終的にはジェスチャーと気合いだけでの意思疎通になっていました。

最後はおきまりの「頑張って下さい!!」「アリガトウゴザイマス」で終わりにしました。

自分の思っていることを相手に伝えられるということは当たり前だと思っていたのですが、言葉の壁ってこんなに分厚いんだなって思いました。

伝えたいのに、伝える術がない。理解したいのに、理解する術がない。

僕がもし、急に今から言葉も何もわからない国へ3ヶ月間出張してくれなんて言われたら、まじやばいんだなって思いました。


そういえば、アメリカ旅行に行ったとき、最後の最後まで「ウォーター(水)」を注文したのに、毎回「コーラ」を出されたり、レジで英語を喋ったのに、「何言ってるのか解らない」みたいな感じで投げ出されたり、マジックショーやストリップショーの合間のMCで、周りはみんなアメリカンジョークにウケているのに、僕は意味が全く理解できなかった悔しい思いをしました。

あのときほど、もっとまじめに英語を勉強していれば、あと10倍楽しかったのかもしれないって。
他の国の人に伝えて、理解できたら、いろんな刺激が得られたのにって。


意思疎通ってのが、こんなに難しい事だったんだと言うことを改めて知った、そして僕は人生をだいぶ損しているんだな思った、とある昼下がりの話でした。

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[ 2008/06/13 01:16 ] 生活 | TB(0) | CM(0)

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